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2022年4月15日

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知らなきゃ損する?中学生の効果的な学習法⑦

⑦ 定期テスト前は練習試合

ここまで普段の学習の仕方についてお伝えしてきました。テスト前に何を注意したらいいかを最終章としてお伝えします。勉強を部活動になぞらえて書くと、テスト前の勉強は公式戦前の練習のようなもの。公式戦前の効果的な練習と言えば、紅白戦や練習試合等、本番を実践する練習です。

例えば、野球部に入った場合、1年生のうちは素振りやキャッチボール、ノックなどで野球の基礎を習い、走り込みや筋トレ等をして体力をつけます。勉強で言えば、単元別にポイントを教わり、単語や用語等を暗記する。

そして3年生になって公式戦が近づくと、練習メニューは実践的なものに切り替わります。勉強も同じでテスト前はテストを想定し、総合問題にチャレンジすることが大切。ワークや問題集には巻末問題として、総合問題が載っています。これを上手く使います。

出題範囲を一通り解き、答え合わせ。間違ったものや十分覚えていない部分は繰り返し、理解や暗記に取り組みます。

最初に20問解いて、分からない・出来ない問題が8問あったら、その8問を掘り下げて理解・暗記し、再度全体の問題に挑戦する。

次は分からない・出来ない問題が3問に減った。その3問をじっくり学習し、再び全体をやる。出来ない・分からない問題が徐々に減っていきます。君の力がついている証です。

テスト前にもう1つ注意すべきことがあります。それは、難問も含めて全部の問題を分かろう・出来ようとしないこと。塾の先生が書いている冊子なのに『分かろうとするな』『出来ようとするな』とは、何とも変な感じがしますね(笑)。

部活動で例えてお伝えします。先ほどの野球部の例だと、公式戦前に練習試合をした後、監督やコーチはメンバーを集めてミーティングをするでしょう。そこで今日の試合の反省を選手達に伝えますが、監督やコーチは全てのミスプレーを伝えることはしません。試合全体を振り返り、反省点・課題点を2~3つに絞って伝えることでしょう。

なぜか? 全部伝えても選手達は受け止められないからです。ミーティングの目的は練習試合を通じたチームの課題を皆で共有し、次の試合で改善することです。監督やコーチは試合を振り返り、次の試合までに克服できそうな課題に絞って伝えることで、確実にこれを克服し、チームを強くします。言ってみれば、次の試合で出来そうにないことはミーティングで伝えてもあまり効果がないのです。

勉強も同じです。例えばテストの成績が60点なのに、その単元で一番難しい問題を質問する生徒がいますが、先生に教えてもらって『分かった!』となったところで、テストではまた間違う可能性が高い。だって、一番難しい問題なんですから(笑)

それよりは自分がテストで確実に正答できる範囲を広げ、次回65点を確実に目指す方が現実的。

『え? +5点でいいの? お母さんからはいつも100点を目指しなさいって言われてるよ』

大丈夫です。5点ずつ上がっていけば、60点の生徒は8回目には100点満点取れますから(笑)

定期テスト直前は『前回+5点』を着実に取る、という心構えで勉強に取り組んで下さい。

時間は有限です。時間がないようなら、難しすぎる問題にあまり時間をかけず、着実に5点伸びそうな問題のトレーニングに時間をかけた方が、より効果的・効率的な学習ができるでしょう。テスト前の学習法の相談もお気軽に仰ってくださいね♬

勉強法の改善はなかなか奥が深いテーマです。今回は7つの視点で改善ヒントをお伝えしました。この中で皆さんの気持ちに少しでも響いたヒントがあれば、ぜひ実行してみて下さい。

正しい方法で勉強すれば成績は誰でも確実に上がります!君の未来がキラキラとまぶしいことを願っております。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

前回 知らなきゃ損する?中学生の効果的な学習法⑥

初回 知らなきゃ損する?中学生の効果的な学習法①

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